最近のスケーリング事情

こんにちは😃

今日は最近のスケーリング(歯石除去)についてお話します。

歯石除去は、全身麻酔下で犬、猫共によく行う処置です。

最近、無麻酔で、スケーリングを行っている施設があるようですが、おすすめはしません。

全身麻酔は誰でもリスクはあり、年齢や基礎疾患によってはリスクが高いと言うこともありますが、スケーリングは麻酔下で行うべきです。

無麻酔で行うことにより、動物に恐怖を与えたり、誤嚥のリスクが増したり、しっかり歯石が取れなかったり、歯周病や歯の疾患を見落としたり、それゆえに適切な処置が行えなかったりと良くないことがたくさんあります。

私、一個人の意見ではなく、アメリカの歯科学会でも、無麻酔での歯科処置は行わないようにとなっています。

見た目はきれいになります。

ただ、その後顔が腫れたり、痛みで受診することはよくあるのです。

そうなると結局全身麻酔で処置が必要になりますので、最初から病院で行えば良かったとなるわけです。

歯は、外からパッと見よく見えてもレントゲンを撮ったら治療の必要な状態だったということはよくあります。

適切な診断、治療を受けるためにも、動物病院での処置を強くおすすめします。

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